お知らせ

臨床獣医師のための総合情報誌MVM(2016年5月号)に掲載

2016.05.06

今月も獣医師の先生方を対象とした月刊誌(MVM)に、杉村院長の耳科治療の技術紹介が記載されました。
今回は、獣医耳研究会(VEP)会長、北川犬猫病院院長、三枝早苗先生が企画された、「今聞きたい犬猫の耳学、耳に強い動物病院をめざす」というテーマに基づくものです。

その中でも、私に課さられたのは、「いかにして、全耳道切除手術を回避するか」でした。
全耳道切除手術というのは、主に慢性外耳炎で耳道がとても狭くなったり、深刻な中耳炎を発症して、文字通り「耳道全て」を切除する手術のことです。

実際、動物医療の世界では、この手術が唯一の解決策と言われてきました。
しかしながら、ビデオオトスコープという硬性鏡の活用で、この手術を避けられることが少なくないことを去年、学会などで発表してきました。そのことを知って、三枝先生は私に「ビデオオトスコープの活用法、〜耳道切除手術を回避するために〜」というテーマをお与えになられたのです。

難治性の外耳炎、中耳炎は、実に千差万別ですから、ビデオオトスコープで、全てのケースで手術を回避出来るわけではありません。事実、私のところでも、手術に至るケースも予約待ちである程です。ですが、三枝先生も私も、出来ることなら、本当に出来ることならなんとかして手術を回避したいという、共通した強い思いがあります。

これを機に、安易に全耳道切除手術が、唯一の治療法として用いられないことを願っています。

http://www.pp-mvm.com/books/contents/66

ページトップ