当院の想い

国内初のどうぶつ耳科専門クリニック「主の枝」誕生のいきさつ

1992年犬や猫の中耳炎治療で外科手術でない方法で成功したという報告は、国内にはありませんでした。
治療法(鼓膜切開と鼓室胞洗浄)をアメリカの文献やその後の国際セミナーで修得できた私は、以来たくさんの中耳炎や治りにくい外耳炎の患者たちを完治、もしくはかなりの回復まで導くことができました。うわさは淡路島の外まで広がり、わざわざ橋を渡って来院して下さる方までいらっしゃるようになったのです。

実は、耳を患っているだけで、かゆみや頭痛、憂鬱感で悩まされている動物たちは少なくありません。治っていくと、表情が明るくなるだけでなく、日常の動きまで快活になります。聴力が回復した場合、飼い主さんとのコミュニケーションがとりやすくなることもあります。

国内初のどうぶつ耳科専門クリニック「主の枝」誕生のいきさつ

そうした患者たちの様子を見ますと、さらに耳科を専門的にしていきたいと願うようになりました。
しかしながら、現実には西日本で動物病院としては初めての「予約制」を導入させていただいたほど、日々の診察依頼がとても多くありました。
2014秋、事業継承により一般診療を他院にお譲りするかたちになってようやく、どうぶつ耳科専門クリニックを開院する運びとなった次第です。

「主の枝」とは?

私はクリスチャンの端くれです。
私の為に、そして皆さんお一人お一人の為に身代わりとなって十字架の刑を受けられ、死んであがなわれた神様(イエス様)は、私たちが生きる上での全ての力を与えて下さっています。

例えば、私の医療技術も神様から与えられたものです。

例えば、私の医療技術も神様から与えられたものです。
神様が木の幹や根であったら、私たちはいわば「枝」にすぎません。
傲慢で自分の技術を誇りやすい自分を戒め、少しでも皆様に仕えられますよう、このような名前を付けさせて頂きました。

(ローマ人への手紙 8章18節)

ご興味のある方は、いつでもご紹介します。 また、近畿、中国、四国からお越しの方には、お近くの安心して通えるキリスト教会をご紹介します。

院長は、毎週日曜日、洲本市宇原94-1の「淡路福音ルーテル教会」という、素晴らしいキリスト教会に通っています。ご興味のある方は、いつでもご紹介します。
また、近畿、中国、四国からお越しの方には、お近くの安心して通えるキリスト教会をご紹介します。
(モルモン教会、エホバの証人とは違います。普通のキリスト教会です)

耳科のレベルアップ

また、医科大学の先生方や一流の耳鼻科専門医の先生方のお世話で、耳鼻科講義の聴講や学会での充実した学びが与えられています。 こういうことを通して、日常の耳科治療のレベルアップに繋がることを願っています。

動物の中耳炎・外耳炎を数多く診てきたことから、人間の医療における日本のトップクラスの中耳炎学者や臨床家が集う学術会議で講演をさせていただく機会に恵まれました。
また、医科大学の先生方や一流の耳鼻科専門医の先生方のお世話で、耳鼻科講義の聴講や学会での充実した学びが与えられています。
こういうことを通して、日常の耳科治療のレベルアップに繋がることを願っています。

耳の治療と麻酔について

どうして耳の治療に全身麻酔をかけることがあるのですか?
すべての患者に全身麻酔が必要とするわけではありません。軽い外耳炎なら、全く麻酔なしで検査や治療することが多いでしょう。それでも、中程度より悪いケースでは、短時間の麻酔、もしくは全身麻酔をかけた方が、必ず良いと考えています。理由は、次の3点です。
①中程度以上悪化している耳の患者を麻酔なしで検査や治療することは、患者である動物にとって「恐怖」であったり「苦痛」でもあります。深刻なケースでは、治療に数時間を要することさえあります。それを麻酔なしで治療しようとすること自体、無理があるといえるでしょう。
②動物たちの耳の構造は、人間よりも複雑です。中程度以上なら、麻酔をかけて、詳しい検査や丁寧な治療をしてあげる必要があります。
③新しい優れた耳の検査や治療には、内視鏡(硬性鏡)が不可欠です。安全に耳の中で、内視鏡を操作するために麻酔は必要です。

特に全身麻酔をかけるには、前もって健康診断をさせていただくことがほとんどです。その上で、世界で最も信頼できるドイツ製ドレーゲル社の麻酔ワークステーションでやさしく麻酔をかけてあげ、専門的な知識、経験、そして時間をかけて丁寧に診させていただきます。

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