「日本耳鼻咽喉科感染症・エアロゾル学会総会・学術講演会」に今年も参加
2017.09.26
毎年充実した学びの機会を提供してくれます「日本耳鼻咽喉科感染症・エアロゾル学会総会・学術講演会」に今年も参加してきました。
もちろんこの学会は、耳鼻咽喉科・そして頭頸部外科の人医の大学や臨床家の先生方を対象としていますが、ペットたちの深刻な耳疾患を日々拝見している私にも、とても勉強になる内容です。
特に素晴らしかったのは以前何度か和歌山県立医大で聴講させていただいたY先生によるモーニングセミナーで、淡路島をまだ暗い5時前に出発、会場の大津・琵琶湖ホテルに8時過ぎに到着という強行軍で拝聴させていただきました。
また、私どものクリニックには、単に耳炎が治らないからとか、耳の穴が塞がっているからと、手術を依頼されるケースが多々あります。しかしながら、患者であるペットにとって、ベストの治療法が「外科的手術」なのかは、十分に検討されるべきかと思います。そのため、最もふさわしい治療法を「提案」し、また「実践」するには、それなりの「根拠」が必要です。そうした科学的「根拠」の情報を得させてくれる場が、こうした学会です。
今回の学会のテーマは「感染症対策」だったのですが、なかでも様々な「侵襲性感染症」といわれる重症の患者さんに、「外科的手術」か、「内科的、保存的療法」かの選択も、多くの具体的ケースで学べた学会でした。
いつもお世話になっています全国の耳鼻科の先生方、そして地元のK先生にこの場をお借りしてお礼申し上げます。
・日本耳鼻咽喉科感染症・エアロゾル学会
・侵襲性感染症
・外科的手術
・内科的・保存療法