トイプードルのモカちゃん メス

2019.10.01

 

Q1.耳科専門クリニックで診察を受ける前は、どのような状況でしたか?

お耳が聞こえなくなって、掛かりつけの病院でCT検査をしたところ、左耳の鼓膜が確認できないとの診断。
右耳の鼓膜は確認できたが画像ではどのような状態かはわからないとの事でした。片方は鼓膜が有るのに何故聞こえないのか?そしてもう再生される事が無いと診断された左耳の今後のケアをどうしたら良いのか悩みました。
そんな時に杉村先生にメールで相談させて頂いた事が受診のきっかけです。「杉村先生に診て頂きたい」と強く思いました。

Q2. 実際に耳科専門クリニックで治療をお受けになってからはいかがでしたか?

杉村先生はドクターとしても人としてもとても素晴らしい先生です。
私達の話をじっくりと聞いて下さり、その子の今の状態に合った適切な処置をして下さり、ケアの方法などを指導してくださいました。
そして処置の時の画像を見せて下さり丁寧にわかりやすくご説明してくださり、本当に信頼できる良い先生に巡りあえたと感謝しております。
もしお耳の事で悩んでいる飼い主様がいらしたら私は迷わず「杉村先生に一度相談してみるといいよ」と言います。先生、本当にありがとうございます。

Dr.からのコメント

トイプードルのモカちゃん。
可愛そうにアクシデントがあって、片方の鼓膜が失われていました。
こうした状態であっても、大切なことは正確に現状を把握することだと考えています。
つまり、鼓膜を失っているだけで、すぐ「全耳道摘出手術」が必要、と考えるのではなく、①今、外耳道はどういう状態か②今、中耳はどんな状態か?③内耳はどうなのか?
などを、詳しく評価して今後の対策を提案させていただくようにしています。

モカちゃんの場合、内視鏡で中耳を観察したり、十分な洗浄ができることがわかっていますし、ご自宅でのケアも出来ますので、手術がどうしても必要ということではありません。
また、ヒトの耳科の医療でできても、動物たちでできること、出来ないことがあります。
これからもモカちゃんにとって負担の少ない、最も良い治療法を提供させていただく所存です。
この写真のように、いつも安心した笑顔であってほしいですね。

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