「全耳道切除手術」を回避できた愛媛の柴犬 まめ丸ちゃん オス 3才
2019.04.15
Q1.どのようにして当院をお知りになりましたか?
外耳炎の治療について知りたいと思いインターネットでさがしていたところ、こちらの病院のホームページにたどりつきました。
Q2. 当院をご利用の前はどのようなことで悩んでいましたか?
2年ほど前から外耳炎をくり返し、そのたびに飲み薬での治療をしてきました。
半年ぐらい前からひどくなり、一日中頭をブルブルしていました。耳の中がはれて耳道がふさがり、音も聞こえにくくなっていたようです。私達の声にも反応しない時もありました。
セカンドオピニオンをすすめられ、大きな病院での手術を考えてみては?と言われ、どうすれば良いのか分からず悩んでいました。
Q3. 実際に治療を受けていかがでしたか?
どうにか良くなって欲しい。その思いでこちらの病院に電話をかけ相談しました。先生はとてもていねいに治療についていろいろ教えてくださいました。距離や治療費の事で悩みましたが、診てもらう事に決めました。
初回の診療で思っていた以上にひどい事が分かり、もっと早く来ていれば…と後悔しましたが、手術する事なく改善できた事、本当にうれしく、先生、スタッフのみな様には感謝の気持ちでいっぱいです。
今では耳の聞こえも良くなり、頭をブルブルする事もほとんどありません。楽しそうに散歩をしている姿を見て、安心しています。
食物アレルギーという事が分かり、今後も食べ物には十分気をつけて再発しないようにしていきたいと思います。
本当にありがとうございました。これからもよろしくお願いします。
Dr.からのコメント
四国は愛媛からお連れいただいたハンサム柴犬のまめ丸ちゃん。
ご覧のように左右の耳が、重度に炎症を起こし、耳道(耳の穴)はほとんど閉塞状態でした。
まめ丸ちゃんの右耳
しかも2年も前から何度も何度も治療してもらっていたというのです。
一般的には、100%全耳道切除手術が必要、と断言される深刻なケースでした。
それでも、2回お連れいただいて、あとはご自宅でのケアだけで安心していただけるまでに回復しました。
なぜでしょう?
それは、その患者にある「基礎疾患」というのを見つけてあげて、耳炎と並行して治療するからです。
その基礎疾患を見つけることは、時には容易なことではありません。
地道に、これまでの経緯を詳しくお聞きすることに始まり、下図のような流れで診させていただく必要があります。
しかしながら、どうしても手術しないといけないことも少なくありません。
そうなってしまうのは、やはりお連れくださるのが「遅すぎる」からです。
ですから、どうぞなるべく早い段階でご相談ください。
深刻であっても間に合えば、せめて「耳道内手術」で治るよう、ご提案させていただきます。
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