真珠腫ができていたM.ダックスのジュニアちゃん

2021.08.18

Q1.耳科専門クリニックで診察を受ける前は、どのような状況でしたか?

とにかく耳を触られるのが嫌で点耳薬を持っただけでも逃げていく
寝ている間に耳に入れようとすると薬のフタ開けようとすると起きて耳を持つと
かみつくという感じでした。

1日2回一滴を入れるのが大変だったので全然よくならず、動物病院に
耳の洗浄と点耳薬を入れてもらう為、通院していました。

しかし、洗浄しても耳がすぐ汚くなってしまう臭うようになる間隔が短くなって
もうお手上げ状態でした。ジュニアも耳がかゆくて床にこすりつけてもがく生活が続いていました。

Q2. 実際に耳科専門クリニックで治療をお受けになってからはいかがでしたか?

はじめ点耳薬を3種類いただいて、これを毎日耳に入れないといけない
絶対無理だ、どうしよう出来るだろうかと帰りの車の中で不安でいっぱいでした。

帰ってすぐに息子とやってみましたが、片方入れるのに1時間以上かかりました。
もうお手上げで先生に電話して、とりあえずその日は終えました。

2日目に主人におさえてもらっていて、私が耳をもって入れるというやり方で
やったらすんなり入り、最初はカラーをつけてやっていましたが、今ではカラーなしで
一人が体をもって、一人が薬を入れるというやり方で、1年がんばれました。
今ではこれがわがやの日課になっています。

Dr.からのコメント

忠実に、飼主さんから点耳薬を入れてもらっているジュニアちゃん。
熱心な主治医の先生の紹介でお連れくださった時、真珠腫という深刻な問題を抱えていました。

この病気は、耳の奥に皮膚組織が増殖し、周囲の骨を溶かすことでめまいや難聴、そして絶えず憂鬱な気分にさせます。
一般的には、外科的手術で治療しますが、当院ではビデオオトスコープの活用で、内科的な治療が成功しているケースがほとんどです。
ジュニアちゃんも順調に回復しましたが、再発を防ぐにはご自宅での点耳によるケアが不可欠なんです。

ところが、最初は歯をむき出して点耳を嫌がっていたジュニアちゃん。
それがご覧のように、素直に点耳させてくれるようになった秘訣を飼い主さんが写真とイラスト付きで解説してくれました!
几帳面に点耳されてますので、この1年真珠腫の再発もなく、ジュニアちゃん元気そうで嬉しく思います。

点耳にお困りの飼主さん、私の考案した穴あきエリザベスカラーの活用法もご覧になって下さい。
https://jp.virbac.com/products/dermalcare/epiotic-peptide

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